すぐお金が必要!という心理につけ込む悪質な手口です
「手持ちのクレジットカードですぐ現金」などと集客します。カードで指定商品を購入させ、これを買い取る形で現金を手渡しますが、その金額は購入金額の半分以下です。カードの決済日が来たら全額を決済しなければいけなくなるので、結局、手渡された金額と購入金額の差額をだまし取られたことになります。「分割払い、リボルビング払いも可」となっているのは、クレジットカードの返済方法を利用しただけの話で、お金をだまし取られた上、カード会社には金利も支払わなければならなくなります。
■ 具体的な例
古くからある手口ですが最近また増加しています。立て看板などで「クレジットカードですぐ現金」「分割払い、リボルビング払いも可」としています。申し込むとクレジットカードで換金性の高い商品を買わせ、それを業者が買い取ることで現金を受け取る、という仕組みです。
申込み時には「購入金額の95%の現金を渡します」などと言いながら、50万円の限度額いっぱいまで商品を買って、受取金額は15万円と、差額が大きいのが実際です。文句を言っても「指定した商品と違ったから」などの理由を付けられ、相手にされず、そのうちに「文句を言うなら買い取りもしない」と脅されるため泣き寝入りするケースがほとんどです。つまり差額の35万円をだまし取られ、必要のない負債を増やしたことになります。しかも、クレジットカードの決済日には購入金額を決済しなければならないため、結局決済ができなくなるケースが多いのです。
「リボ払い、分割払いも可」というのはクレジットカードで支払うときに、決済手段としてリボや分割払いを指定するだけのことです。この場合はリボ手数料、分割払い手数料などの12〜15%の金利も負担しなければならなくなります。*契約書などの書面がないため、被害の立証がしにくい手口です。差額が大きいことについても「中古品の買い取りをしただけだから相場の金額」と居直られてしまいます。